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【初心者はどっち?】エックスサーバーとロリポップ徹底比較

エックスサーバー ロリポップ比較
 

WordPressでブログ・ホームページを始めようと思った時に、エックスサーバーとロリポップのどちらにしようか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

どちらも国内シェア1位(エックスサーバー)・2位(ロリポップ)と大手のサーバーですが、機能面重視ならエックスサーバー、価格の安さ重視ならロリポップがおすすめです。

今回は、エックスサーバーかロリポップのどちらにしようか悩んでいる方向けに、機能・性能の違いや、それぞれどういう人におすすめかについて説明していきます。

 

本記事記載の内容は、2025年4月時点での情報です。最新の正確な情報は公式サイトで確認するようにしてください。

 
 

エックスサーバーvsロリポップの特徴を簡単比較

エックスサーバーがおすすめな人とロリポップがおすすめな人

結論としては、エックスサーバーとロリポップはそれぞれ下記のような方におすすめです。

エックスサーバーはこんな人におすすめ
  • サーバー会社の運営実績・サポートを重視する法人・個人
  • 月額1,000円位でサーバースペック重視・安定性重視の人
  • できるだけサーバーの機能が高い方が良い人
ロリポップはこんな人におすすめ
  • 価格・コストパフォーマンス重視の人
  • 月額費用を500円以下と安く運用しつつ必要に応じてアップグレードしたい人
  • 趣味・非営利サイトを運営する予定の方

 

以下は、エックスサーバーのスタンダードプランとロリポップハイスピードプラン、およびライトプランでの比較です。エックスサーバーに比べてロリポップは半額以下の安価なラインナップが揃っています。

項目 エックスサーバー
スタンダードプラン
ロリポップ
ハイスピードプラン
ロリポップ
ライトプラン
おすすめ度
(3社比較時)
おすすめ用途 【実績重視】信頼性・サポートを重視する個人事業主・法人、ホームページ 初心者向け重視・表示速度重視・アクセスの多いブログを運営したい人 価格の安さ重視・非営利や趣味ホームページ・個人ブログを運営したい人
月額料金と総額(3年契約時) 3年合計35,640円 / 月990円 3年合計19,800円 / 月550円 3年合計9,504円 / 月264円
月額料金と総額(1年契約時) 1年合計13,200円 / 月1100円 1年合計11,880円 / 月990円 1年合計5,940円 / 月495円
こんな点がメリット
  • 無料の独自ドメインが最大2個利用できる
  • サイトコピー・バックアップからの復元が楽(1クリック)など多機能で便利
  • モリサワWebフォントが利用できる(ホームページ用途におすすめ)
  • 無料の独自ドメインが最大2個利用できる
  • 3年契約の場合エックスサーバーに比べて半額程度の料金
  • GMO順位チェッカー無料プラン、ラッコキーワード20%OFFクーポンなど特典が多い
  • WordPress利用できるプランで月額264円〜と最も安価なプラン
  • 複数ドメイン、複数WordPressも運用可能
こんな点がデメリット
  • ロリポップに比べると料金が高い。安価なプランがない
  • バックアップ復元が(サポートに連絡が必要で)手間
  • モリサワWebフォントがない・FTPアカウント1個
  • 3年未満の契約でサーバー料金が高くなる
  • 無料独自ドメインがない(ハイスピードプランにアップグレードしても対象外)
  • バックアップ・電話サポートがついていない
無料独自ドメイン 2個 2個 0個
割引WordPressテーマ Snow Monkey / Swell / Emanon Business / LIQUID INSIGHT / Nishiki Pro
ホームページ向け有名テーマが多い
New Standard Ver4 / Colorful / THE THOR / Diver /Emanon Pro,Business,Premium / STORK19
知名度低〜高のものまで色々なテーマがある
Webサーバー機能
契約と同時にWPセットアップ機能
自動バックアップ ×
バックアップの復元
復旧データ取得&ドメイン毎の1クリック復元可能

サポートから復元データを取得
×
サイト複製(コピー) × ×
Webサーバーソフトウェア Apache+nginx LiteSpeed Apache+nginx
ストレージ種類 SSD(NVMe) オールSSD オールSSD
ストレージ容量 500GB 700GB 350GB
転送量制限 無制限 無制限 無制限
無料SSL あり あり あり
マルチドメイン
(ドメイン上限)
無制限 無制限 200個
MySQL上限 無制限
(容量上限目安5GB/1個)
無制限 50個
FTPアカウント数 無制限 1個 1個
php動作モード FAST CGI LiteSpeed モジュール/CGI
ドメイン毎PHPバージョン変更 可能 可能 可能
WAF機能
一部個別除外可能

有効化/無効化

個別除外可
モリサワWebフォント × ×
メール機能
メールボックス容量制限 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス
メール送信サイズ制限 100MB/送信 100MB/送受信 100MB/送受信
メール送信数制限 1,500送信/時間
15,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
メーリングリスト
メールマガジン
サポート
メールサポート ◯(原則24時間以内の返答) ◯(原則24時間以内の返答) ◯(原則48時間以内の返答)
チャットサポート ◯(平日10:00〜18:00) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30)
電話サポート ◯(平日10:00〜18:00) ◯(平日10:00〜18:00) ×
アダルト系ジャンル × × ×
あとからプラン変更
運営会社情報
運営実績・期間 エックスサーバー株式会社 gmoペパボ株式会社 gmoペパボ株式会社
運営実績・期間 老舗(2003年〜) 老舗(2001年〜) 老舗(2001年〜)

 

価格以外の違いとしては、ロリポップがFTPユーザー1制限やバックアップ復元にサポート連絡が必要などを考慮すると、機能面ではエックスサーバーの方が優位な傾向があります。
 

両サーバーアダルトジャンルは禁止

なお、エックスサーバーもロリポップもアダルト系ジャンルの運営は利用規約で禁止されています。

「アダルトは運営しないよ」という方でも肌の露出の激しい画像やグッズ・出会い系など、アダルト系と判断されると規制対象になる場合があるので、そういった可能性がある場合は最初からアダルト許可のサーバーであるmixhostやカラフルボックスを選んでおいた方が無難です。

 

エックスサーバーvsロリポップ詳細比較

つぎに、エックスサーバー(スタンダードプラン)とロリポップ(ハイスピードプラン)を中心に、「料金」「シェア」「Webサーバー機能」「メール機能」「サポート面」の5つの観点で詳細比較していきます。
 

【比較ポイント1】エックスサーバーとロリポップの料金面での比較

エックスサーバーとロリポップの各プラン料金

エックスサーバー・ロリポップの各プランのラインナップと料金は下記の通り。エックスサーバーではスタンダードプラン、ロリポップはハイスピードプランが人気です。

項目 プラン名 月額費用 初期費用 WordPress 無料ドメイン
エックスサーバー スタンダード
おすすめ:
990円〜 無料 ◯(高速) ◯(2個)
プレミアム 1,980円〜 無料 ◯(高速) ◯(2個)
ビジネス 3,960円〜 無料 ◯(高速) ◯(2個)
ロリポップ エコノミー 98円〜 無料 ×
ライト 264円〜 無料
スタンダード 495円〜 無料
ハイスピード
おすすめ:
550円〜 無料 ◯(高速) ◯(2個)
エンタープライズ 2,200円〜 無料 ◯(高速) ◯(2個)

 

サーバーの各プランを比較すると、ロリポップの方が安価なプランが多く、エックスサーバーより安く始められます。

WordPressを使わない静的サイトのみであれば、ロリポップのエコノミープランの方が安価に運用できますし、月額264円〜のライトプランでもWordPressを利用できます。

エックスサーバーの優位性が出るほどのサイトを運営する人はそれほど多くないので、多くの人にとってはロリポップがコストパフォーマンスが良いでしょう。
 

契約期間ごとの比較では3年契約でロリポップがエックスサーバーの半額程度で安価

エックスサーバー(スタンダードプラン)とロリポップ(ハイスピードプラン)における契約期間別価格の比較です。

エックスサーバーとロリポップの月額料金比較

エックスサーバーとロリポップの月額料金比較


 

ロリポップは3年契約での月額費用が安くなる傾向があるので、ロリポップを契約するなら3年契約がおすすめです。

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
初期費用 無料 無料
月額費用(3ヶ月契約の場合) 1,320円 1,320円
月額費用(6ヶ月契約の場合) 1,210円 1,210円
月額費用(1年契約の場合) 1,100円
(独自ドメイン1つ無料)
990円
(独自ドメイン2つ無料)
月額費用(2年契約の場合) 1,045円
(独自ドメイン2つ無料)
935円
(独自ドメイン2つ無料)
月額費用(3年契約の場合) 990円
(独自ドメイン2つ無料)
550円
(独自ドメイン2つ無料)

 

サーバー費用は比較すると3年契約の場合ロリポップの方がエックスサーバーの半額程度で安価に運用することができます。

なお、1年以上の契約の方が無料独自ドメインが利用できるため、どちらのサーバーを選ぶにせよ、契約する場合は1年以上が良いでしょう。
 

無料独自ドメインはエックスサーバー・ロリポップ共に最大2つ利用できる

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
無料独自ドメイン あり(2つ) あり(2つ)

 
通常サーバー契約と同時に独自ドメインを取得・費用がかかりますが、エックスサーバー・ロリポップ共に独自ドメインが無料で最大2つ取得・サーバー契約している限り利用し続けることができます。

価格はドメインの種類で若干異なりますが.comであれば年間2,000円程度しますので、実質2,000円安く運用できることになりお得です。

なお、ロリポップの場合スタンダードプラン以下では無料独自ドメインがない点に注意です。
 

 

【比較ポイント2】Webサーバー性能・機能で比較

次に、エックスサーバーのスタンダードプランと、ロリポップのハイスピードプランにおける具体的なスペック面比較もしてみましょう。
 

エックスサーバー・ロリポップ共に契約と同時にWordPress開設可能

エックスサーバー・ロリポップ共に、契約と同時に独自ドメインを取得してWordPress開設・SSL化までを実施する機能があり、初心者の方でも始めやすいです。
 

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
契約と同時にWordPress開設 WordPressクイックスタート WordPress同時セットアップ

 

WordPressサイトの始めやすさ
 

バックアップと復旧については両サーバー共に無料で利用可能

バックアップと復旧については両サーバー共に無料で利用可能です。万一サイトが壊れた・データを削除してしまったというときにバックアップデータから復旧することができます。

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
自動バックアップ
バックアップ期間 最大過去14日分 非公開
復元データ取得(バックアップデータの利用)
(管理画面から1クリックで可)

(サポートに連絡後に復元データ取得)

 

エックスサーバーは自動で最大14日分サーバーバックアップされており管理画面から復旧データも取得・復元できます

ロリポップのハイスピードプラン以上ではバックアップ・復元が無料で利用できます(スタンダード以下は有償オプション契約必要)。

ただし、どれだけバックアップが保持されているのか非公開で、今のところ問い合わせフォームから申請が必要なため利便性という面はエックスサーバーより若干落ちます。

自動バックアップ
ハイスピードプラン・エンタープライズプラン限定で利用できる無料の自動バックアップ作成機能です。
有料オプションの7世代バックアップをお申込みいただいていないお客様でも、データの復元が必要になった際に、ロリポップ!で保管しているバックアップデータを無料で復元することができます。

ただしバックアップデータが作成・更新されたタイミングによって、復旧できない場合もございます。
(※)バックアップについて | ロリポップ公式サイトより引用

 

バックアップと復元(データ提供)機能について
 

参考)WordPressの場合バックアッププラグインでバックアップできます

WordPressの場合は、BackWPupやUpdraftPlusなどのバックアッププラグインなどもありますので、そちらを使ってもバックアップできます。
WordPressのバックアッププラグインbackWPupの使い方
バックアッププラグインUpdraftPlusの使い方と復元方法

 

Webサーバーソフトウェア。litespeed採用のロリポップが優位

Webサーバーソフトウェアの性能では、両者高速化対応していますが、あえていうとLiteSpeed(ライトスピード)を採用しているロリポップが優位です。

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
Webサーバーソフトウェア nginx+Apache Litespeed(※スタンダードプラン以下はApache)

 

Webサーバーソフトウェアについて
 

(※)Webサーバーソフトウェアは、Webサイトを動作させる上で必要なソフトウェアです。従来から広く利用されているApache系と後発のnginx(エンジンエックス)が大きなシェアを占めており、社内サーバーではIISなども有名です。一般的なベンチマークでは、LiteSpeed系の方がnginx系よりも処理能力が高い結果が出ています。
 

ストレージ(ディスク)。どちらもSSDで高速化実装済み

ストレージ(ディスク相当部分)の性能については、両社SSDを搭載しており高速が実装されていますが、エックスサーバー社がSSDの中でもさらに高速化を実現した通信プロトコルNVMeを採用されています。

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
ストレージ種類 オールSSD(NVMe) オールSSD
ストレージ容量 300GB 400GB

 
ストレージ容量については、どのサーバーも300GB以上あり数サイトの小規模サイトの運用であれば、この制限値に引っかかることは少ないので、それほど気にしなくても良いと思います。

 

転送量制限(〇〇GB/日)について。両社無制限

転送量制限とは、サーバーとのデータの送受信の合計量に関する制限のことですが、エックスサーバー・ロリポップともに無制限で気にしなくて構いません。

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
転送量制限 無制限 無制限

 

転送量制限についての説明
 

転送量とは、例えば「WEBサイトを閲覧する際に通信するデータ」や、「サーバーへファイルをアップロード・ダウンロードする際に発生するデータ」が該当します。

仮に1回のWebページの閲覧で平均5MBのデータが発生と仮定するとします。容量制限が100GB/日≒100,000MB/日の場合、100,000[MB/日]÷5[MB/PV]=20,000[PV/1日]が概算の上限値ということになります。

転送量制限をイメージで例えると、携帯の通信パケット制限と同じですね

 

マルチドメイン上限について。それほど気にしなくても構いません

マルチドメイン(設置できるドメインの上限数)についてはエックスサーバー・ロリポップともに気にしなくて構いません。

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
マルチドメイン
(設置ドメインの上限)
無制限 無制限

 

マルチドメインについての説明
 

MySQLの制限について。それほど気にしなくても構いません

MySQLの上限ですが、エックスサーバー・ロリポップともに無制限なので気にしなくて構いません。

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
MySQL上限 無制限 無制限

 
(参考)【データベースとは】仕組みやMySQLを使えるレンタルサーバー
 

無料SSLはエックスサーバー・ロリポップ共に実装可能

無料SSLは、エックスサーバー・ロリポップ共に実装可能です。
 

SSLとはSecure Sockets Layerの略で、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みを指します。今社は、Let’s EncryptというSSLが無料で実現できます。
SSL化の説明図2
 

通信をSSL化(HTTPS)をすることで、通信データを保護し、クレジットカードのような他人に知られると悪用される重要な情報を守ります。
 

今では、SSL化が一般的になり、無料に設定もできますので、基本的に最初の導入時にSSL化しておいた方が良いでしょう。

 

FTPアカウントを複数作れるエックスサーバーはWeb制作者にとって便利

Webサイト制作者側の場合、サーバー内に該当ディレクトリだけアクセス権限のあるFTPアカウントを作り、協力パートナーに教えて作業してもらう、といった利用の仕方ができるので、エックスサーバーが便利です
 

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
FTPアカウント数 無制限 1

 

FTPアカウント(ユーザー)を複数利用可能か
 

ロリポップでは全プランFTPアカウントを複数持てないのでできませんが、エックスサーバーでは複数のFTPアカウントとディレクトリ単位での制限ができるため、Web制作関係の人にとっては便利です。

エックスサーバーFTPアカウント追加

エックスサーバーFTPアカウント追加画面


 
 

【比較ポイント3】運営実績・国内シェアで比較

エックスサーバーとロリポップの運営実績・国内シェアは下記の通りです。

項目 エックスサーバー ロリポップ
サービス運営実績・期間 長い(2003年〜) 長い(2001年〜)
国内シェア 第1位 第2位

 

運営実績という点では、エックスサーバーとロリポップともに老舗であり10年以上長い稼働実績があります。

また、両レンタルサーバー共に国内市場シェアも大きく、エックスサーバー国内シェア第一位、ロリポップ国内シェア第二位となっており、ネットや本にも多く掲載されているので安心して利用することができます。
 

■2024年日本のサーバー会社のシェア(1位エックスサーバー  2位ロリポップ)


 

2003年 7月エックスサーバー(屋号)を設立。共有レンタルサーバーサービス、エックスサーバーの提供を開始
沿革 | 会社情報 | エックスサーバーより引用

 

2001年10月個人向けホスティングサービスを主要業務として、当社の前身となる合資会社マダメ企画を設立
2001年11月『ロリポップ!レンタルサーバー』提供開始
沿革 | 企業情報 |GMPペパボより引用

 

基本的にエックスサーバーもロリポップも多くの利用者が使うサービスですので、どちらを選んでも大きな失敗の可能性は低いでしょう。自分にあったレンタルサーバーを使ってみてください
 

【比較ポイント4】メール機能での比較

つぎに、各レンタルサーバー会社のメール機能で比較します。

メーリングリストは各社標準装備

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
メーリングリスト機能
登録数20件/1リスト500件まで

登録数10件/1リスト500件まで
メールマガジン機能
登録数:10件
メルマガ1件あたり1,000件アドレスまで

登録数:10件
メルマガ1件あたり500件アドレスまで
メール送信数制限 1,500送信/時間
15,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日

 

メーリングリストおよびメールマガジンについてはロリポップ・エックスサーバー標準装備しています。

メールマガジン機能は他社レンタルサーバーにはついていないことが多いので、両社ともにメールマガジンができることは強みです。

なお、両社ともにステップメール機能など高度な機能はなく、あくまで簡易的なメールマガジン機能になります。
ロリポップ メールマガジン機能
 
エックスサーバー メールマガジンサンプル
 

また、1日(時間)あたりのメール送信数制限は、エックスサーバー(1,500送信/時間・15,000送信/日)>ロリポップ(1,000送信/時間・10,000送信/日)で上限値はエックスサーバーの方が高くなっています。

メーリングリストあるいはメールマガジンで短時間に何百件規模のメールを配信する場合は、送信数制限の高いエックスサーバーの方が安心でしょう。
 

【比較ポイント5】サポート面で比較

プラン変更は両社プラン変更が可能

サーバープラン変更の可否について
 

項目 エックスサーバー ロリポップ
プラン変更

 

プラン変更の親切さ的には、エックスサーバー・ロリポップ共に途中で上位・下位プランに変更することが可能です。

基本的にスモールスタート→規模に応じてサーバープランをアップグレードしていくことが多いと思うので、その点ライトプランなど小さいプランが用意されているロリポップは規模に応じてコスパ良く運用しやすいです。
 
 

サポートは両社メール・電話・チャット対応あり

サポートについては、エックスサーバー、ロリポップともにメール・電話・チャット対応でサポートしてくれます

チャットサポートについてはややエックスサーバーの方がサポート受付時間が長くなっています。

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピード
メールサポート
(24時間以内の返答)

(24時間以内の返答)
チャットサポート ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30)
電話サポート ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日:10:00〜18:00)

 

両サーバーともに特筆すべき点として土日祝日含む365日で原則24時間以内のメール返信サポート体制をとっているため、休日対応のサポートが気になる法人にとってかなり安心です。

必要とするサポートレベルの確認
 

サポートについて - よくある質問 | レンタルサーバーならエックスサーバー
サポートについて - ロリポップ!レンタルサーバー
 

エックスサーバーとロリポップ比較表まとめ

まずは比較のまとめです。値段が月額約500円高い分エックスサーバーの方がバックアップや細かい機能面ではエックスサーバーの方がロリポップよりも若干優位です。

項目 エックスサーバー
スタンダード
ロリポップ
ハイスピードプラン
値段 ◯(990円〜) ◎(550円〜)
Webサーバー
ディスク
転送量制限
無料SSL
マルチドメイン・MySQL
FTPアカウント数 ◯(無制限) △(1個)
php.ini ◯(管理画面から可能) △(.htaccessに記述)
メーリングリスト
メールマガジン
バックアップ ◎(管理画面で確認可能) ◯(管理画面から確認不可)
復元 ◎(管理画面で復元可能) ◯(要サポート連絡)
プラン変更
メールサポート ◯(24時間以内返答) ◯(24時間以内返答)
チャットサポート
電話サポート

 
 

【エックスサーバー】国内シェアNo1の王道サーバー

エックスサーバーの特徴とメリットデメリット

エックスサーバートップページ

国内シェアNo1の有名レンタルサーバー。性能面・価格面・実績面・サポート面とバランスが良く、法人からも個人からも人気。

おすすめ度:

おすすめプラン
スタンダードプラン
特徴
  • ドメイン二個無料
  • 無料体験利用あり
  • WordPressサイトの設定が可能
  • プラン変更上位・下位共に可能
  • バックアップ復元機能あり(無料)
  • モリサワWebフォントあり
  • リソース保証(CPU/メモリ)
  • メールサポート24時間以内返信(土日祝も対応)
デメリット・注意点
  • 小さいサイトを運営する場合は割高になりがち
  • セキュリティ機能のWAFがデフォルトOFF(WAF設定は若干使いづらい)
プラン キャンペーン 総額(3年契約) 総額(1年契約) 容量 WordPress 無料ドメイン バックアップ/復元 改ざん検知
スタンダード 最大30%オフ!月額693円から使える2025年5月7日(水)17:00まで
公式サイトはこちら
35,640円 / 月990円 13,200円 / 月1100円 500GB ◯(2個) ×
プレミアム 71,280円 / 月1980円 26,400円 / 月2200円 600GB ◯(2個) ×
ビジネス 143,280円 / 月3980円 52,800円 / 月4400円 700GB ◯(2個) co.jp対象

 

エックスサーバーは、国内シェアNo1の大手レンタルサーバーで個人にも法人にも人気のある王道サーバーです。最も安価なスタンダードプラン(月額990円〜)でもWordPressホームページやブログで十分な性能を提供しています。
 
価格とサーバー性能・機能およびサポートのバランスが良いのが特徴で、ネットにも情報が多く個人にも法人にもおすすめできる代表的なレンタルサーバーです。

反面デメリットとしては一番安いプランでも月額約1,000円程度で小さいサイト運営の場合割高になってしまう点があります。
 

WEBST8でも月間30万PVほどのメディアサイトでエックスサーバーのスタンダードプランで問題なく稼働させている実績があります。
 

エックスサーバーを使った感想や評判

<エックスサーバーを使ってみた感想としては、一番バランスが良いレンタルサーバーです。

老舗シェアNo1でサポートがしっかりしており、個人・法人ともに安心して利用でき、ネット・本でも情報がたくさん掲載されていて、おおむね評判も良好です。

他社サーバーの場合は「(細かい機能で)これができないなあ」という機能が大体1,2箇所くらいはありますが、エックスサーバーの場合は一通りの機能が揃っており他社ができることは大体なんでもできるので安心して利用できます。

反面、小さいサイトを運営する場合はさくらやロリポップなどもっと安いプランで十分な場合もあります。

実際問題、エックスサーバーのサーバー性能を十分使うレベルのサイトはあまり多くありません

例えば、個人の趣味サイトや非営利のサークル活動などの小規模サイトを運営する場合、月額200円〜500円以下で利用できるロリポップで十分というケースも多いと思います。
 

エックスサーバーの各プランの機能・性能の比較

エックスサーバーでは、スタンダードの他に、プレミアム、ビジネスプランが提供されています。基本的にスタンダードで十分でしょう(後からプラン変更も可能)。

料金・価格
プラン スタンダード プレミアム ビジネス
初期費用 0円 0円 0円
月額料金(3年契約) 990円 1980円 3980円
月額料金(1年契約) 1100円 2200円 4400円
無料独自ドメイン ◯(2個) ◯(2個) ◯(2個) ※co.jp対象
Webサーバー機能
プラン スタンダード プレミアム ビジネス
ストレージ種類 SSD(NVMe) SSD(NVMe) SSD(NVMe)
ストレージ容量 500GB 600GB 700GB
転送容量制限 無制限 無制限 無制限
独自ドメイン上限 無制限 無制限 無制限
MySQL個数上限 無制限 無制限 無制限
PHP ◯(FastCGI) ◯(FastCGI) ◯(FastCGI)
Webフォント提供 あり
モリサワフォント33書体
あり
モリサワフォント33書体
あり
モリサワフォント33書体
Webフォント利用制限 3ドメインまで
PV制限:75,000PV/月
3ドメインまで
PV制限:75,000PV/月
3ドメインまで
PV制限:75,000PV/月
改ざん検知 × ×
メール機能
プラン スタンダード プレミアム ビジネス
メールアドレス作成数制限 無制限 無制限 無制限
メールボックス容量 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス
メール1通のサイズ制限 100MB/送信
※受信は制限なし
100MB/送信
※受信は制限なし
100MB/送信
※受信は制限なし
メール送信数制限 1,500送信/時間
15,000送信/日
1,500送信/時間
15,000送信/日
1,500送信/時間
15,000送信/日
メーリングリスト機能 ◯(20件)
1リスト500件まで
◯(30件)
1リスト500件まで
◯(40件)
1リスト500件まで
メルマガ機能 ◯(10件) 1メルマガ1,000件まで ◯(15件)
1メルマガ1,000件まで
◯(20件)
1メルマガ1,000件まで
管理機能・サポート面
プラン スタンダード プレミアム ビジネス
バックアップ ◯(14日間) ◯(14日間) ◯(14日間)
復元機能
複数ユーザー管理
(※)
ドメインごとに複数人のサーバーログインアカウントを作成してサーバー管理が可能(権限設定も可能)
× ×
メールサポート ◯(24時間以内返答) ◯(24時間以内返答) ◯(24時間以内返答)
チャットサポート ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00)
電話サポート ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00) ◯(平日10:00~18:00)
プラン変更

 

一年以上の契約が無料ドメインが利用条件になっていたり、キャンペーン適用条件になっていたりするので、契約する場合は1年以上が良いでしょう。

 

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【ロリポップ】コスパ重視&高速化も実現した人気サーバー

ロリポップの特徴とメリット・デメリット

ロリポップトップページ

GMOペパボ運営の老舗レンタルサーバー(国内シェア第二位)。ここ数年でサーバー性能の大幅強化により安価&高性能に月額264円〜のライトプランからWordPress利用可能。

おすすめ度:

おすすめ度:

おすすめプラン
ハイスピードプラン
特徴
  • ドメイン二個無料
  • 無料体験利用あり
  • WordPressサイトの設定が可能
  • プラン変更上位・下位共に可能
  • バックアップ復元機能あり(無料)
  • メールサポート24時間以内返信(土日祝も対応)
※ハイスピードプランの特徴を記載
デメリット・注意点
  • 3年未満の契約の場合に月額料金が割高な傾向
  • プランアップグレードは無料独自ドメイン対象外(スタンダード→ハイスピードへ変更など)
プラン 総額(3年契約) 総額(1年契約) 容量 WordPress 無料ドメイン バックアップ/復元 電話サポート
エコノミー 3,564円 / 月99円 2,376円 / 月198円 120GB × × × ×
ライト 9,504円 / 月264円 5,940円 / 月495円 350GB × × ×
スタンダード 17,820円 / 月495円 10,164円 / 月847円 450GB × ×
ハイスピード 19,800円 / 月550円 11,880円 / 月990円 700GB ◯(2個)
エンタープライズ 79,200円 / 月2200円 28,380円 / 月2365円 1200GB ◯(2個)

 
ロリポップはGMOペパボ株式会社が運営するレンタルサーバーで、安さ・コストパフォーマンスの高さで人気のサーバーです。

WordPressを利用できるライトプランが月額200円代と安く利用できる一方、性能・速度を求める人向きの上位プランも揃っているので、小さいホームページ型のサイトから中規模以上のブログ・メディアサイトまで幅広く使えます。

ハイスピードプランでは無料独自ドメインが2個ついており、WordPress高速化・自動バックアップも付いているので、価格・機能面で一番コスパが良くおすすめです。

ロリポップの各プランマップ
 

趣味やサークルなどの非営利型、小規模WordPressで運営する目的なら月額264円〜のライトプランも選択肢の一つです。エコノミープラン(月額98円〜)はWordPressが利用不可な点に注意。

なお、プランアップグレードの場合無料独自ドメイン対象外のため注意(例. ライトプラン→ハイスピードプラン)。そのため、多くの人にはハイスピードプランの方がおすすめです。
 

ロリポップを使った感想や評判

ロリポップを使ってみた感想としては、月額200円〜月額500円くらいの予算ならロリポップが第一候補という印象です。

ここ2,3年で見た目も性能も大幅にアップしたため、一般的なホームページやブログを運営する分には十分です。

反面、バックアップの復元に問い合わせが必要など、改善事項もあると感じられました。

なお、2010年代は「安さだけ」「安いけど性能は微妙・・・」といった声が多かったですが、2020年8月頃から全プランでサーバー性能が大幅にアップし続けています。

今ではビジネス用のホームページやアクセス数の多いブログにも十分対応できるようになっているので遅いという心配はあまりしなくても良いと思います。

ロリポップ 爆速宣言
ロリポップの高性能化・スピードアップ

 


 

ロリポップの各プランの機能・性能比較

下記はロリポップの主要なプランの機能・性能比較です。

概要・料金
プラン名 エコノミー ライト スタンダード ハイスピード エンタープライズ
おすすめ度
主な使用用途 メールアドレス利用・静的サイトにおすすめ 趣味のホームページにおすすめ ハイスピードプランができる前に人気だった従来プラン 無料ドメイン付きの一番コスパの良いプラン 大規模サイト・法人サイトにおすすめ
初期費用 無料 無料 無料 無料 無料
月額料金(3年) 99円 264円 495円 550円 2200円
月額料金(1年) 198円 495円 847円 990円 2365円
無料独自ドメイン 0個 0個 0個 2個 2個
Webサーバー機能
プラン名 エコノミー ライト スタンダード ハイスピード エンタープライズ
WordPress × 利用不可 ◯ 可能 ◯ 可能 ◎ 可能・最高速 ◎ 可能・最高速
ストレージ種類 ◎ SSD ◎ SSD ◎ SSD ◎ SSD ◎ SSD
ストレージ容量
120GB

350GB

450GB

700GB

1200GB
転送容量制限 ◎ 無制限 ◎ 無制限 ◎ 無制限 ◎ 無制限 ◎ 無制限
Webサーバー
Apache+nginx

Apache+nginx

Apache+nginx

LiteSpeed

LiteSpeed
独自ドメイン上限 ◯ 50個 ◯ 200個 ◯ 300個 ◎ 無制限 ◎ 無制限
MySQL個数上限 × 未対応 (WordPress不可) △ 50個 ◯ 100個 ◎ 無制限 ◎ 無制限
PHP △ (CGI) ◯ (CGI+Module) ◯ (CGI+Module) ◎ (LiteSpeed) ◎ (LiteSpeed)
WAF
◯※
有効化/無効化のみ。※個別の除外設定不可
◯※
有効化/無効化のみ。※個別の除外設定不可
Webフォント提供 × × × × ×
メール機能
プラン名 エコノミー ライト スタンダード ハイスピード エンタープライズ
メールアドレス作成数制限 20個/1ドメイン 無制限 無制限 無制限 無制限
メールボックス容量 1GB/1アドレス 5GB/1アドレス 5GB/1アドレス 20GB/1アドレス 20GB/1アドレス
メール1通のサイズ制限 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信 100MB/送受信
メール送信数制限 100送信/時間
1,000送信/日
300送信/時間
3,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
1,000送信/時間
10,000送信/日
メーリングリスト機能 ◯(1件)
1リスト500個まで
◯(5件)
1リスト500個まで
◯(10件)
1リスト500個まで
◯(20件)
1リスト500個まで
◯(30件)
1リスト500個まで
メルマガ機能 ◯(1件) 1メルマガ500件まで ◯(5件) 1メルマガ500件まで ◯(10件) 1メルマガ500件まで ◯(10件) 1メルマガ500件まで ◯(30件) 1メルマガ500件まで
サポート面
プラン名 エコノミー ライト スタンダード ハイスピード エンタープライズ
自動バックアップ × オプション × オプション × オプション
メールサポート ◯(48時間以内返答) ◯(48時間以内返答) ◯(24時間以内返答) ◯(24時間以内返答) ◯(24時間以内返答)
チャットサポート ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30) ◯(平日:9:30〜13:00 14:00〜17:30)
電話サポート × × ◯(平日:10:00〜18:00) ◯(平日:10:00〜18:00) ◯(平日:10:00〜18:00)
プラン変更 可能

 

ハイスピードが無料独自ドメインが2個利用でき、バックアップも自動で備わっている(復元も無料)のでおすすめです。スタンダードプラン以下ではバックアップ・復元機能は有償な点に注意しましょう。
 
なお、ロリポップの場合、契約期間が長いほど月額費用が安くなる傾向がかなり強いです。3年契約未満は月額費用が高い目になるため、ロリポップを契約するなら3年契約の方が良いでしょう。

関連【利用歴7年】ロリポップ!の評判とおすすめプラン比較
 
 

まとめ

まとめです。今回は、レンタルサーバーサービスを提供している「エックスサーバー」と「ロリポップ」で比較しました。
 
エックスサーバー ロリポップ比較
 

エックスサーバーはこんな人におすすめ
  • サーバー会社の運営実績・サポートを重視する法人・個人
  • 月額1,000円位でサーバースペック重視・安定性重視の人
  • できるだけサーバーの機能が高い方が良い人
ロリポップはこんな人におすすめ
  • 価格・コストパフォーマンス重視の人
  • 月額費用を500円以下と安く運用しつつ必要に応じてアップグレードしたい人
  • 趣味・非営利サイトを運営する予定の方

 

値段が高い分エックスサーバーの方が細かい機能面で有利です。しかし、エックスサーバーの優位性がでるほどサイトを運用する人でなければ、ほどんどの人にとってはロリポップの方がコストパフォーマンスは良いでしょう。

なるほど!ちなみに、このサイトはどのサーバーを使っているんですか??
本サイトは、機能性を重視してエックスサーバーを利用していますよ。

基本的にエックスサーバーもロリポップも十分良いサービスですので、どちらを選んでも大きな失敗の可能性は低いでしょう。自分にあったレンタルサーバーを使ってみてください。
 

 

 

なお今回は、エックスサーバーとロリポップで比較しましたが、国内おすすめサーバー比較を「レンタルサーバーおすすめ比較13選・WordPress高速対応」で紹介していますのご参照ください。

今回は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
 

-エックスサーバー, ロリポップ